羽州街道とは江戸時代の街道で、奥州街道と並ぶ東北の二大街道のひとつでした。羽州街道の長さは約497km、奥州街道は全行程が約827kmありましたが、それに次ぐ長さを持つ街道でした。
 現在の国道113号、13号、7号にほぼ重なるコースで、福島の桑折で奥州街道から分かれ、宮城の七ヶ宿、山形、秋田と進み、青森の油川でまた奥州街道に合流。途中では上山や山形、天童、新庄、久保田、弘前の城下町を通っていました。
 江戸時代の文人墨客である菅江真澄や芭蕉を始め、克明な日本地図を著した伊能忠敬、幕末の思想家・吉田松陰、イギリスの女性旅行家イザベラ・バードなどが歩き、日記や紀行文、図絵などを残しましたが、それらの記録には羽州街道沿いの様子が生き生きと描かれ、当時の生活をうかがうことが出来ます。
 羽州街道沿いにあった宿場の数は58宿とも62宿とも言われますが、時代による変化や、宿場と宿場の間に置かれた間宿(あいのしゅく)、二つの宿場が月の半分ごとに交代した所などがあるため、性格な数ははっきりしていません。両端の桑折と油川は奥州街道の宿場として設けられ、発達した町です。
羽州街道宿場紹介では福島の桑折から青森の油川まで、個性ある旧宿場の姿を思い思いに紹介して行きます。
 
 

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