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山形県金山町
![]() 【上台峠の道】 新庄市と金山町の境が上台峠である。国道13号新庄市赤坂集落を過ぎ、右に向かう砂利道が旧羽州街道の道なりとなる。砂利道なりに切り通しを抜け、杉木立を進むと金山町上台集落に着く。 上台峠は江戸時代には、三坂峠(赤坂、中ノ沢坂、前坂の三つを越える)と呼ばれる難所であったが、1880年(明治13年)、初代山形県令三島通庸により、幅4間(約7.2m)の新道が整備され、これによって人々の往来や物資の輸送が活発化した。翌1881年(明治14年)には明治天皇が東北行幸時に通過しており、金山町上台集落の今田家に記念碑が残されている。 金山町の上台地区では、旧道の保全活動が行われており、集落の入り口にある熊野神社から通ずる江戸時代の街道と明治新道を結んだ散策路を整備している。また、熊野神社は境内にブナやヒノキの巨木が聳え立ち、鎮守の森を形づくっている。 明治11年、北国を旅した英国の旅行家イサベラバード女史は「日本奥地紀行」の中で、上台峠からみた金山の町を「ロマンチックな雰囲気の場所」と記しているが、上台地区のから熊野神社の鳥居前を通って、左手の山へ上ってゆく旧道からであったと思われる。周辺マップ (金山町・西田 徹) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【金山宿】 |
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