電話でのご予約・お問い合わせはTEL.070-6617-9933
〒990-2441 山形県山形市南一番町1-23-403 えあーまりん内
秋田県内の宿場 前のページ
秋田県湯沢市
【雄勝峠(院内峠)の道】 雄勝峠(院内峠)の道の道は佐竹氏が秋田に転封された以後に開削された道であるが、今は新しい雄勝トンネルの上の森と藪に埋もれている。 丁山地から神室連峰まで連なる障壁の山々、一見通行不能の山岳地帯が最上と秋田の領域であった。この両地の連絡路は古代から中世にかけ、金山から役内(湯沢市)に越える有屋峠に頼っていた。 慶長7年(1602)、が秋田入りし、翌年、雄勝峠(院内峠)が開削された。羽州街道が江戸往復の主要道として整備されたことで 険しい有屋峠の山道に比べると、街道の通行はより楽なものになった。 七色木峠や杉峠とも言われた雄勝峠の旧道も今ではすっかり藪に埋もれてしまい、その道筋を完全にたどることはできない。真室川の朴ノ木沢から廃道となった旧国道13号をたどって、旧雄勝トンネルの左手にあるからトンネル上部の鞍部に分け入ってみる。明治新道の踏跡をたどり、つづらの道を進んでいくと峠の頂上部の切通しに着く。道路部には灌木が生い茂り、倒木もあって中々進みにくいが道路型をみることができる。院内への下りの道は、途中崩落箇所もあり、難儀である。途中、杉峠の面影を感じる杉の巨木に出会う、根曲がりの幹回りが5mを超える優に300年を超えていると思われる大木である。道行は雄物川の源流部の沢となり、沢を渡り、旧国道のスノーシェッドが明治新道と交錯する道路となり、トンネルの秋田県側の入り口で国道13号と合流する。周辺マップ (金山町・西田 徹) ←旧国道13号雄勝トンネルからの旧街道登り口 ←峠頂上の切通し ←途中にある杉の巨木 ←院内側スノーシェッド入口 【下院内宿】 |
↑秋田県内の宿場 次のページ |