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山形県舟形町
![]() 【猿羽根峠の道】 最上川べりの旧羽州街道の猿羽根峠越えの道は、国道13号交差点から東北中央自動車道のをくぐり、新しく作られた側道を進むとと合流する。そこから30分ほどでにたどり着く。途中、江戸時代の街道も交錯し、道標など地域の保全活動も見受けられる。峠の最高部にある猿羽根山地蔵尊は、日本三大地蔵尊の一つに数えられ、およそ千年前に安置されたと言われており、縁結び・子宝・延命地蔵として信仰を集めている。また、ここは最上郡と村山郡の郡境であると同時に、江戸時代の新庄藩と山形藩や天領との藩境でもあったため、境界石が設置され、付近にはも存在している。 明治時代に開削された道は、初代山形県令にとなった三島道庸が東京から青森県に至る街道の重要性を認識し、地元からの費用と人足を徴用し、これまでによる輸送であった難路から、馬車の通行が可能な新道を1878年(明治10年)に開通した。これにより、山形県最上地方のみならず、東北全体が近代化に向けて発展していくことにつながった。以来、交通の要所として、国道13号や東北中央自動車道の道路整備や、奥羽本線や山形新幹線の鉄道の整備がこれまで進められてきた。 猿羽根山には、羽州街道の峠越えとして様々な物語や言い伝えが残っており、多くの文人も訪れており、松尾芭蕉や斎藤茂吉の碑もたっている。明治新道が開削された翌年には、英国の女性旅行家のイザベラバードが訪ねており、峠のから見た最上川の風景を「日本奥地紀行」の中で、「この峠からの景色は雄大である。この長い坂道は軽い泥炭質の土の地帯で、松や杉、低い楢の木の林が続く」と記している。周辺マップ (金山町・西田 徹) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【舟形宿】 |
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